骨が若さを作る? -Part1-

膝が痛いのに病院に行かずにいたら、とうとう1時間散歩に行っただけで膝が象の足のように腫れあがってしまった。病院で水を抜いてもらい来週はMRI検査・・レントゲンで見えなかったので多分、半月板の欠片があるのでは?20代の頃に一度、反対の膝が半月板の欠片で同じような症状だったことがあったが完治していた。今度は反対の膝・・

そういえば膝が痛くなったのはジョギングのし過ぎだったけど、走っていた時少し足を挫いたのを思い出した。別になんでもなかったので気にしてなかったけどあれがもしかして膝の半月板にダメージを与えてたのかもしれない。年齢が年齢だけにあり得ることかと自分の骨密度などが異常に気になりだした。

骨がただの棒でなくて若さを司る臓器とも言える!ということを最近知った。骨は人体の中に約200ケ以上ありその中に骨細胞が数百億あるというすごい数だ。よく骨密度という言葉を耳にするが骨密度が低すぎると骨粗しょう症になるリスクがある。女性もホルモンバランスが崩れる年代になるとエストロゲンの減少により骨粗相症骨になり易くなる話は良く聞いていたけど正直今まで詳しくは理解していなかった。高齢になり認知症になる、抵抗力が弱くて癌や感染症で命を落とす、大腿骨を骨折した高齢者の4人に1人の割合で1年以内に死亡する・・・・これらには全て骨が関与しているとは思ってもいなかった。

骨の中は簡単なイメージとしてカルシウムの柱の間を血管が通っている感じの海綿室と緻密質があり、この海綿室は隙間だらけで間に骨髄が収まっている。骨髄の中には血液のもとになる造血幹細胞があり、赤血球、白血球、血小板はそこで作られる。このカルシウムの柱の中には骨細胞がびっしりと詰まっていて、骨を作れ!または骨を作るのをやめろ!と相反する2つのメッセージ物質をだしている。実は人間の骨は3年から5年で骨は入れ替わっていて、骨を壊す細胞(破骨細胞)と骨を作る細胞(骨芽細胞)の働きで新陳代謝が行わている。骨細胞からだされたメッセージにより破骨細胞か骨芽細胞が活動を始める。さらに女性ホルモンのエストロゲンはこの骨細胞から破骨細胞へだされるメッセージの発現を押さえ、骨芽細胞の生存を促進する働きがあるためエストロゲンが減少すると骨粗しょう症になり易くなる。

調べていて分からなかったのが、骨細胞から破骨細胞へ送るメッセージ物質のスクレロスチンというのはあるけれど、その逆の骨芽細胞へのメッセージ物質は何なのかが分からなかった。何故、骨細胞から骨を壊すと作るの2つのメッセージがでるのに、エストロゲンの作用が必要なのだろう?それはまた次回の宿題にしておこう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次